2022年8月20日
ネパールで10万本の植林を目指すピーク・エイドは今年から、エベレスト街道での植林を行います。
エベレスト街道での植林活動は、地元の環境NGO団体パートナーズネパールと共同で行います。
パートナーズネパールは、2016年より「ONE DAY ONE TREE」というプロジェクト名で植活動を行ってきました。
エベレスト街道沿いの村々は、ネパール国内で最も多くのヒマラヤトレッキングの観光客や登山隊が集まる地域です。
多くの山小屋もあり、山岳地域としては大変繁栄していますが、その分、多くの燃料を必要としたため、多くの木々が無計画に伐採されてしまいました。
この地域も家畜を放牧しているため、若い芽などは食べられてしまい、森はどんどん荒廃してしまいました。
しかし、近年ではヒマラヤの氷河の融解も顕著となり、氷河湖の決壊など人的被害もおきています。
さらに、2015年にネパールで起きた大地震では、地震後に土砂崩れが各地で発生し、森林の必要性が改めて問われるようになりました。
パートナーズネパールは、海外からのトレッキング観光客などの寄附により活動してきましたが、コロナ禍によりトレッキング客が大幅に減少。そのため、私達ピーク・エイドは彼らの植林活動を支えるべく、共同で活動を行うこととしました。
初年度の今年6月30日、クンデ村にて2,000本の苗を村人25人によって植林しました。
苗は、プルテ村の苗センターで育てられた、モミ、シラカバ、シャクナゲです。全てこの地域の在来種です。
サマ村では2016年から今年で45,000本の植林を行い、80,000本を目指します。
エベレスト街道では、20,000本の植林が目標です。
パートナーズネパールとサマ村での植林活動を互いに共有することで活動を広げていくことができます。
今後、意見交換や情報共有などを行っていく予定です。
まだまだ、先の長い活動になりますが、計画的に行っていきます。