2016年10月14日
1.プロジェクトの概要 「ヒマラヤに森をつくろうプロジェクト」 場所:サマ村(マナスル峰 ふもとの村) 主催:NPO法人ピーク・エイド、Mountaineering Rescue Training Foundation of Nepal(MRFN) 協力:コスモ石油エコカード基金 指導、協力:住友林業、Mr.Bheem Raj Rai 1.プロジェクトの報告 2015年春から、活動を始める予定だった、「ヒマラヤに森をつくろうプロジェクト」ですが、 ネパールでおきた未曾有の大地震によって、計画は中断してしまいました。 昨年、秋より、現地担当者のアンタルケ・シェルパ氏によって、種子の採集などが行われ、 今年春より、本格的に苗ポットの育成がおこなわれるようになりました。 また、ネパール国内の国立公園、森林の保護、再生のプロジェクトを行ってきたベハーム・ラジャ・ライ氏に サマ村の森林再生プロジェクトの指導を行ってもらう事となりました。 2016年4月、早速、現地に行ってもらい、村やその周辺を確認し、



村のリーダーとの話し合い
苗小屋の土地の測量
2.ベハーム・ラジャ・ライ氏によるレポートによる計画の詳細 2-1サマ村周辺で植林に適している地域の評価(優先順位)
2-2 植林に適した樹木 サマ村は高度3,390m~3,480mの地帯にあり、この地域の亜高山性植物は何種類かあるが、 特に植林に適しているのは、主に以下の4種類。 ・チシング、モミ、ブルーパイン、杜松(ネズ) これらの木々は、家畜や野生動物に食べられず、寒さや雪に強く、比較的大きく早く生育します。 中でも、地元の人の話より、チシングが最もふさわしいようです。 チシングは固く、強く、成長が早く、また、動物食べられることもなく、現地の環境に耐えることが出来ると思われます。 2-3 苗床作り 丈夫な苗木を作ることが、植林計画の成功の秘訣です。そのためには、きちんと管理された苗床を多数作る日必要があります。 現在、チシング、ブルーパイン、モミ、杜松など、約3000個のポリポットでの苗床を作っており、 発芽の過程にあります。 今後、複数年による苗床作業が行われる事を考えると、苗床の場所をどこにするかは、重要な問題です。 出来るだけ平で、容易に地下水を流すことができ、暖かく、日当たりがよく、風が当たらず、灌漑が簡単にでき、 村からのアクセスもよいモナステリー地域のゴンパ(寺院)が所有する土地が最適と思われ、ここにに苗床小屋を作ることとしました。 苗床小屋の詳細 23m×16m 448㎡ の土地で、苗木は約6万本可能 ・苗床の周りはフェンスで覆う。石もしくは有刺鉄線 ・苗床 10m×1mの苗床(ポリポット4000個収容可能)を15個設置 ・苗床の並びに、管理スタッフの宿泊部屋(スタッフ小屋)を設置 ・灌漑のための給水管理 苗床から300m離れた農場から水源をもってくることが可能
苗小屋、スタッフ小屋の建設が進んでいる。10月末の完成予定。 2-4 植林計画の準備 苗木の育成には約3年が必要。実際の植林活動は、2018年から始めます。 それまでに、丈夫な苗木をたくさん作る必要があります。
2016年10月には、住友林業の方が、現地に視察に行き、直接、指導を行っていただくことになっています。