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現地からのメッセージ 2日目

今日の総括

環境学習は身近な題材からでも始められます。

今日は、「トキ」「田んぼ」そして「お米」をテーマに学習しました。それぞれのテーマは、普段の生活との関連性に差があります。お米は毎日御馳走になっていたりしますが、トキとなると多くの方にとっては知っていてもなじみの薄いものです。ところが、ここ佐渡ではこの3つのテーマは明確に繋がっていることがわかります。

標準的な日本人の日常生活に欠かすことのできないお米を切り口に日本の野生復帰プロジェクトの代表作ともいえる トキを紐解いていきます。


野口校長より今日のことば

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今日の活動

本日の活動の内容を紹介します

実験田 観察

 

早朝に一般的な田(慣行田)、農薬の使用量を半分にした減減田(減農薬減化学肥料田). 不耕起無農薬田、の3つの田んぼを観察しました。

参加者らに、主に農薬の違いがあることは伏せて「稲の違い」「動植物の違い」「田んぼ環境の違い」を観察調査してもらいました。

いろいろな違いを発見することができました。

トキ順化施設見学

 

環境省が進めている2008年のトキ放鳥を目指して建設されたトキ順化施設を見学しました。ここでは、展望台から順化訓練中のトキを遠方にみることができます。

また、環境省レンジャーに解説をいただき、質疑応答では活発な質問が飛び出しました。

トキの森公園 見学

 

双眼鏡で間近にトキを見ることができるトキの森公園で見学です。ここでは、トキについての疑問を見つけてもらい、解説員にご説明をいただきました。

雑草とり

 

実験田の無農薬不耕起田の雑草とりを行いました。米作りにかかる手間のほんの一旦ですが、お米のありがたみを体で感じることができたのではないでしょうか?

新潟大学 トキ野生復帰プロジェクトのレクチャー

 

新潟大学では、トキ野生復帰プロジェクトを実行しています。
現在同プロジェクトWEBサイト(http://www.agr.niigata-u.ac.jp/tokipro/)には

1)自然環境整備がトキ放鳥に間に合わない可能性がある(餌場・ねぐら・営巣木の環境セットが体系的に整備されている地区が一カ所もない)

2)「天然記念物保護」のスタンスからの事業が多く行われている反面、「生態系保全」の視点を持つ事業に乏しく、必要な科学的データも質量ともに明らかに不足している

3)住民の環境意識とトキ保護政策のあいだに乖離が生じており、大量のサイレント・マジョリティーが発生している。また、関心がある地域住民が情報・資金提供を受けて環境保全に関わっていくためのソフトウェアインフラも充分に整備されていない。

などの 問題が 挙げられています。

トキの生態も含め、トキ保護=餌場づくり=棚田作り=生物多様性保護の図式などを 新潟大学の本間助教授に、レクチャーを受けました。


生徒達の感想

青班

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赤班

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生徒達の日記

青班

のりちゃん まき
ぐっちゃん なっちゃん
グング タツヤ

赤班

KYOKO ユキパ
バンビ りんりん
こなき ミナ

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