能登半島地震支援

REPORT被災地の今

2024年4月 9日

被災地の今。珠洲ですが、あの冬の頃と景色が何も変わっていない。戦場の様な光景がいつまでも続く。

東日本大震災の時にも同じような光景を目にしましたが、しかし、違うのは東日本大震災の現場では復興に携わる多くの作業員やボランティアの姿を見ました。

これまで多くの被災された方々と交流を続けてきましたがポツリと
「行政の人や工事の人の姿も滅多に見ない」
「ボランティアは来てくれない」「見捨てられてしまったのかな。どうしてかな。裏日本だから、遠い存在なのかな」と話をされていました。

飛び出したままのマンホール。「輪島は飛び出したマンホールが片付いていた」と話していましたが、それだって市の中心部の話し。

空き家率も高く倒壊した家屋の所有者の特定が難しく、また、職員のマンパワーが足りないため公費解体に向けた手続きが進まないとのこと。他の行政からの応援職員も要請しても希望人数が集まらず不足していると。

しかし、解体し更地にしない限り再建はできない。梅雨が始まれば倒壊した家は腐りこの辺りは悪臭に覆われてしまうだろう。カビ、シロアリ、ネズミ、極めて不衛生な状況に。

被災地は被災地のまま。そして復興どころか更に劣悪な環境になる。

この環境が長期化すれば人々は希望を失い故郷を去る人も出てくるだろう。

「希望を繋ぐためにもせめていつ解体が始まるのか目処だけでも伝えてほしい」との言葉もありました。

みなさん、希望を必要としています。小さな希望も必要としています。気持ちを切らせないように必死に生きています。

法律の壁が邪魔をするのならば変えればいい。非常事態に於いては緊急を有する状況ならば行政の権限により撤去できる環境を整えるべき。

能登で起きている事を全ての人が知るべき。明日は我が身なのだから。

瓦礫を眺めながら深く感じた事があります。もし仮に、この社会が能登を見捨てる事があれば、我々はその報いを必ず受けるだろうと。災害によって...

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