2016年12月22日
NPO法人ピーク・エイドは、昨年2015年末に遭難死した世界的登山家・谷口けいの命日である本日12月22日(木)に、 谷口けいの遺志を引き継ぐ「谷口けい冒険基金」を設立いたしました。 この基金は、谷口けいの「冒険なくして新しい登攀(人生)はあり得ない。若手冒険家を応援したい」という遺志を引き継ぐために設立しました。 谷口は自己表現できないでいた高校時代、自分自身を変えたいと思いアメリカ留学を行い、その後、自転車で日本各地を旅し、そこで向上させた体力を礎に、アドベンチャーレースや登山の世界へ進んでいった経緯があります。
谷口の死後、父の谷口尚武さんは、愛娘が生前コツコツと貯金を貯めていたことをはじめて知り、「彼女の貯金を有効活用したい。」と考えました。 そして、尚武さんから相談をうけた関係者がこの基金を立ち上げることになりました。 基金の運営は、関係者の一人、登山家の野口健が代表をつとめるNPO法人が行っていきます。 基金では谷口が残した貯金や寄付金を現資金に、資金繰りの難しい若手冒険家の遠征費用をサポートします。 サポートうけた冒険家は自らの体験を社会に伝え、谷口の遺志を社会に伝えていきます。
詳細は、以下をご覧ください。 谷口けい冒険基金