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現地からのメッセージ 2日目

今日の総括

今日は、佐渡のトキをテーマに学習しました。トキの野生復帰へのプロジェクトが決して容易いものではないこと、そしてそのプロジェクトに関わる人の思いや熱意、そんなことを肌で感じてもらいたい、そのための一日。他人が作成した情報だけでは、決して伝わりきれないなにかを、感じ取ってもらえたに違いありません。


野口校長より今日のことば

野口健環境学校は、リアリストでありたいと思います。
「トキが飛ぶ空のため、精一杯がんばります。」「トキが佐渡の空に飛んでいたらいいと思います。」などの美辞零句は、聞いていると気持ちいいものですが、実は何をするのか明確に決めていません。賛否両論あるとは思いますが、 「トキを2010年までに二十羽定着させます。」
「1ヶ月に10時間トキの野生復帰のためにボランティア活動をします。」 「トキの野生復帰のため寄付します」 あるいは「トキ野生定着で、観光客200%アップを実現させます」などの具体的なほうが、それに伴う方策もしっかりとし、きっと物事は前進するはずです。


今日の活動

本日の活動の内容を紹介します

トキ見学

 

佐渡で飼育されているトキを実際に見に行きました。トキの生態について、レクチャーを受けました。

順化施設見学

 

環境省が進めている2008年のトキ放鳥を目指し、現在建設中のトキ順化施設を見学しました。そのスケールの大きさを実際に見て、野生復帰の困難さ、多大なる労力、税金が使われていることを感じてもらいました。

佐渡市の取り組み

 

トキの野生復帰に関して、佐渡市が取り組んでいることを佐渡市トキ推進室の方からご説明していただきました。

新潟大学 トキ野生復帰プロジェクトのレクチャー

 

新潟大学では、トキ野生復帰プロジェクトを実行しています。
現在同プロジェクトWEBサイト(http://www.agr.niigata-u.ac.jp/tokipro/)には
1)自然環境整備がトキ放鳥に間に合わない可能性がある(餌場・ねぐら・営巣木の環境セットが体系的に整備されている地区が一カ所もない)

2)「天然記念物保護」のスタンスからの事業が多く行われている反面、「生態系保全」の視点を持つ事業に乏しく、必要な科学的データも質量ともに明らかに不足している

3)住民の環境意識とトキ保護政策のあいだに乖離が生じており、大量のサイレント・マジョリティーが発生している。また、関心がある地域住民が情報・資金提供を受けて環境保全に関わっていくためのソフトウェアインフラも充分に整備されていない。
などの 問題が 挙げられています。
トキの生態も含め、トキ保護=餌場づくり=棚田作り=生物多様性保護
の図式などを 新潟大学の本間助教授に、レクチャーを受けました。

 

棚田づくり

 

鎌、鉈、鋸を使用して、すっかり森と化した休耕田の草木刈りを行い、トキ野生復帰プロジェクトのお手伝いをしました。


 


生徒達の日記

男性班

アジ としちゃん
タクロー あっちゃん
タツヤ    
リョウヘイ  
いでポ    

女性班

のり えみっち
ぬーかー かぼちゃん
なっちゃん あつみ
あず いくりん
みっき〜    

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