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レポート

 

これからも家族を対象にした環境学校を開催してみたい

富士山での親子を対象にした環境学校はとても良かったです。特に初日の樹海清掃は粗大ゴミの多さに驚き、皆で怒りました。最後の方で親子で発表をして頂きましたが、やはりあのゴミの印象が大きかったようで、自分の町に帰ってからも親子でゴミ拾いや、節電、節水など具体的に取り組むことを明確に宣言していました。学校教育の中で環境教育も必要ですが、その前に家庭教育から始めるべき。なんでもかんでも学校に押し付けてはいけない。家族で取り組む活動っていいじゃないですか!これからも家族を対象にした環境学校を開催してみたいと感じました。

校長  野口健

企画意図、感想など

環境学校を実施するのに気をつけている点のひとつに、「まずその地域を好きになること」、つまり光と影があるなら光から始まるようにすることがあります。
今回は、諸事情によりまず「富士山清掃活動」ですので、参加者にとっては「富士山=きたない所(影)」で始まります。そのぶん2日目の「樹海探索」では「富士山=すてきな場所(光)」と感じてくれるようにしたいと思いました。
また、今回は「家族でできること」がメインテーマですので、こちらが一方的に提供するのではなく、親から子へ伝えてもらうシーンを盛り込みたい。そこで、2日目の樹海探索では、前日夜にごくごく簡単なレクチャーご父兄に行い青木ヶ原樹海を案内してもらいました。その後も住んでいる地域でも活動して欲しいので、専門的な知識が必要になる知識学習が目的の自然解説的なものではなく、子どもの感性を引き出し、「発見する喜び」を目的に、オリジナル項目のネイチャーゲーム「フィールドビンゴ」を実施していただきました。
また、今回はねらいが類似したアクティビティーが2回登場するのが特徴です。「エコカレー作りPlan」と「大家族会議」はどちらも家族での同意形成がねらいのアクティビティーです。また、「樹海探索」と「ナイトハイク」は親から子へ伝える、子どもの感性を親が導き出すアクティビティーになっています。合間にブラックバスフィッシングと水質調査の取水を取り入れご父兄の方が案内する場所を下見できるようにしました。
今回の実施で印象的だったのは、お父さんお母さんの「樹海探索」のファシリテーションが想定した以上に素晴らしいものだったこと。歩けば約30分強のコースを3時間以上もじっくり親子で楽しんでいただきました。すぐ森から出てきてしまうかと思っていましたが、嬉しいことになかなか出てきません。僕自身の経験からも聞いただけのことはすぐ忘れてしまいます。体験したことはなかなか忘れません。自力で発見したことは、絶対忘れません。きっとお子様が発見したセンス・オブ・ワンダーは環境だけでなく彼らの人生を豊かなものにしてくれるハズです。
自然が一番の先生と常々感じていましたが、子どもにとっては親も一番の先生であることを改めて強く実感しました。
きっと、今回参加していただいたご家族は、自分たちが住んでいる地域でいろんなものを発見してくれると思います。今回の野口健 環境学校がそのきっかけのひとつにはなったのではないかと確信しております。

義村貞純



 

メインテーマ 家族でできること
開催日 8月16日〜8月18日2泊3日
参加者および提供者人数
23名  ご家族(8組)
5名  大学生〜社会人の準スタッフ
10 名  スタッフ
2 名  撮影スタッフ
協力 「富士山ゴミ清掃活動」NPO法人 富士山クラブ

「企画・運営・WEBサイト」株式会社アドベンプロダクツ
「ムービー撮影」オフィス大自然
「スチル撮影」野元写真事務所

「社員の派遣協力」 コスモ石油  コールマンジャパン

取材メディア エバーブルー、フィールドライフ
目的
実施アクティビティー
伝える 「ふりかえり」「大家族会議」
感じる 「樹海探索」「富士山ゴミ清掃」「ナイトハイク」
考える 「エコカレー作りPlan」「エコカレー作りSeeコンテスト」
行動する 「富士山ゴミ清掃活動」「エコカレー作りDo」

 

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