新潟大学では、トキ野生復帰プロジェクトを実行しています。
現在同プロジェクトWEBサイト(http://www.agr.niigata-u.ac.jp/tokipro/)には
1)自然環境整備がトキ放鳥に間に合わない可能性がある(餌場・ねぐら・営巣木の環境セットが体系的に整備されている地区が一カ所もない)
2)「天然記念物保護」のスタンスからの事業が多く行われている反面、「生態系保全」の視点を持つ事業に乏しく、必要な科学的データも質量ともに明らかに不足している
3)住民の環境意識とトキ保護政策のあいだに乖離が生じており、大量のサイレント・マジョリティーが発生している。また、関心がある地域住民が情報・資金提供を受けて環境保全に関わっていくためのソフトウェアインフラも充分に整備されていない。
などの 問題が 挙げられています。
トキの生態も含め、トキ保護=餌場づくり=棚田作り=生物多様性保護の図式などを 新潟大学の本間助教授に、レクチャーを受けました。
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