今日は、樹海を素材とし、いろいろなモノを発見する喜びを「樹海探索」と「ナイトハイク」で楽しみました。また、発見よりさらに進んで実験などで記録をとって長期的に観察することでより自然の理解度が高まります、ぜひ、ご家庭でも取り組んでみてください。
子供達は、僕らのメッセージを素直に受け止めてくれます。 ところが大人はそうじゃないんですね。 例えば、環境学校の子どもが家に帰って「家のかーちゃんのゴミの分別が徹底していない」「父ちゃんがタバコをポイ捨てする!」って時々報告があります。 やはり、社会の核は家族なんです。しつけを学校に頼りきったりする家族がありますが本来は、これは家庭でおこなうべきこと。学校での環境教育が行われていますが、環境についてもきっと家庭でも行うべきことだと考えて、今回家族向けでの実施です。 僕の家族は、おやじからいつも物事の両面を見せてもらいました。そして、「どう思う?どう思う?」としつこく聞かれて議論しました。いまだにおやじとは議論しますし、僕自身もふりかえるとその経験があるから、今の自分があるように思います。ぜひ、家族で話し合うことをたくさんしてみてください。そして大事なのは、今回をきっかけに、家に帰ってから生活につなげてあげてください。そして、続けることです。
本日の活動内容を紹介します
外来種であるブラックバス釣りを行いました。こどもたちがバスフィッシングをおこなっている間、ご父兄は、樹海探索の下見にでかけました。 今回は、ブラックバスの釣果もなく、外来種の問題について、詳しく触れられませんでしたが、ぜひこれを議題に家庭で話し合ってもらえればと思います。
この樹海探索では「発見する喜び」がテーマ。発見するためには、感覚が研ぎ澄まされていなければなりません。 まず最初は視覚のセンスを研ぎ澄ますネイチャーゲームの「カモフラージュ」を行いました。カモフラージュは森に人工物を隠し、目で見つける単純なレクチャーです。家庭でもできますのでぜひ!
次は感触です。目隠ししたお子さんを親御さんがポイントポイントで触って実際にその感触を確かめるレクチャー。やはり、特別な用具を必要とせずにできますので家庭でもできます。
聴覚のセンスを磨くネイチャーゲームの「音いくつ」を実施しました。 すぐにどこででもひとりでもできるので、自然散策中に取り入れてみると面白いアクティビティーです。
視覚、触覚、聴覚のセンスを磨いた後でいよいよお父さん、お母さん提供による樹海探索の始まりです。今回はあらかじめ与えられたテーマとポイントを探す「フィールドビンゴ」を実施しました。 ゆっくりじっくりと樹海を家族で楽しめたのではないでしょうか?今回はスタッフのほうでオリジナルの項目を設定しましたが、ぜひ、住んでいる地域でオリジナルの項目をお父さん、お母さんが設定して実施してみてください。あるいは、逆にお子さんが親を連れて行くなんていうのもアリかもしれません!? これらのゲームは、ネイチャーゲーム(sharing nature with children)として書籍や講習も公開されています。
森には様々な生き物が生活しています。ただ、森を歩くだけではそのサインを見落としてしまうことがあるかもしれません。スタッフを配置して、様々なフィールドサインを発見しました。
森の木は、朽ちても次の命に引き渡されてつながっています。そんな命のつながりを倒木更新をメインにスタッフよりレクチャーしました。
今回探索した樹海の成り立ちや仕組みなどをスタッフよりレクチャーしました。このアクティビティーだけは、いきなり行った場所でお子さんに伝えるのは難しいかもしれません。ですが、海水浴でもキャンプでも出かける前にお父さんお母さんがちょっと事前学習しておくと、よいのかもしれません。ただし、あまりにも伝えすぎて子どもが自ら発見できる可能性をなくしてしまうのはもったいないです。
参加者が住んでいる地域の水と、バスフィッシングを行った西湖、そしてその上流の水について水質調査を行いました。今回の調査項目は、硝酸性窒素、COD、硬度、大腸菌を調査しました。ですが、試薬が古くなっていたので実験結果の信頼性に問題がありました。 上記のほかにも、ペーハーや透明度、水道水の塩素濃度などは手軽に調査できます。また、近くの水質調査ですと、年間を通じて、また、何年間も長期の調査ができます。ご家庭で、ぜひやってみてください。
これまでに感じたことを元に家族単位で発表いたしました。 どんなことを感じ、考えたのかは下のビデオメッセージおよび日記をご参照ください。
トップページ | 野口健 環境学校とは | 参加方法 | 環境メッセンジャーひろば | お問い合わせ プライバシーポリシー | サイトポリシー | プレス | サイトマップ