ヒマラヤ大震災基金
REPORT一日も早く大型テントを現地へ~ヒマラヤ大震災~
2015年6月 9日
ネパール震災直後にインドのテントメーカにヒマラヤ大震災基金による支援として600張の大型テントを発注。(可能ならば1000張)かなり無理を承知でお願いし急ぎで作ってもらっています。
まずは330張のテントが6月25日にカトマンズに届きます。まずはクムジュン村とクンデ村に300張。またクムジュン村とクンデ村にある学校や診療所、お寺にも提供します。
ロールワリング地方のダワタシ・シェルパから30張り提供してもらいたいとの連絡があり提供します。
残りの270張ですが、これもかなり無理を承知の上でお願いしています。これだけまとまった数のテント発注、
しかも、もう間もなくやってくるモンスーン(雨季)前までに間に合わせるのはおそらく24時間体制に近い状態で作業されているはず。
インドのテントメーカの皆さんには頭が下がるばかりです。ですがモンスーンまで時間がない。焦っています。僕も早く被災現場に飛んでいきたい。
写真のテントはインドのテント工場から送られてきました。エベレストのベースキャンプでも使用できる頑丈な物に仕上げて頂き、これならモンスーンを迎えても一家が安心して生活出来るだろうと思います。
今は何よりも大型テントが一張りでも多く、また1日も早く欲しい。そして村々に1日も早く届けたい。
ただ最大のネックとなりつつあるのがネパール政府。全ての救援物資なり支援金の受け入れをネパール政府が一括管理するとの情報も。
そんな事をやられたら本当に必要とされている現場の最前線に救援がなかなか届かなくなる可能性が極めて高くなるでしょう。
そして今回のテントも政府から許可書が出るのにかなり時間がかかりました。インドのテント会社が必死になってテントを作ってくれているのに、ネパール政府の対応の遅さでネパールへの輸送が止まってしまうのは如何なものか。
今は日本でのスケジュールがあり、現地ヒマラヤに飛んで行けないのがなんとも辛い。
現場に入ればもっと細かなニーズが分かる。現場の声が何よりも大切なのです。現場に行かなければ分からない事が多い。直接、現場で支援活動を行いたいですが、しかし、日本でもやれる事はあるはず。ヒマラヤ大震災基金の輪を広げる為にも全国行脚しながら伝えていきたい。
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