ヒマラヤ大震災基金

REPORT野口から電話連絡がありました(音声あり)

2015年5月13日

5月12日 M7.3の余震後 現地から音声メッセージです。

昨日ゴーキョの村を出て、峠(レンジョパス)を超えました。かなり腰くらいまで雪があって、苦労して越えてモンラ村に行きました。モンラはそんなに被害はなかったです。次に行ったターメ村行きました。お昼12時くらいに着いたのですが、ターメはブルドーザーで村をひっくり返したような状態になっていました。 ターメで半壊した家の中に入って写真などを撮って、家を出て、テント生活している村人の話を聞いていたら、余震がおきました。前の地震は横ずれだったのですが、今回は縦揺れでした。ドーンときて、慌ててテントから出たら、さっきまで入っていた家が目の前が完全に崩壊してしまいました。村中の半壊だった家が、すべて全壊してしまいました。 そんな状況で、一瞬で回りが暗くなりました。 それから、ナムチェに向かいました。だいぶ岩が落ちていました。ナムチェの村人はほとんど村から出ていたので、クムジュンに戻りました。今日は、12時間かかりました。 クムジュンではいろんな音が聞こえるんですけど、村でお葬式をやっていて、お坊さんが鳴らしている鐘の音が聞こえます。 エベレスト街道を回ってきて、ほぼ、すべての村を調査してきたのですが、今日の余震で、今まで作ってきたリストの意味があるのかと思います。 今は暗くて、よくわからないですが、シェルパの話では、ランクB,Cの半壊に家が、軒並み崩れて、Aになってしまったとのことです。 明日、朝になったら、村をまわってみようと思います。 野口健ヒマラヤ大震災基金のお願い http://www.peak-aid.or.jp/fund-himalaya-earthquake/371/

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