沖縄遺骨収集

REPORT沖縄にて遺骨収集活動

2012年10月 9日

10月9日~10日に沖縄県八重瀬町にて遺骨収集活動を行いました。今年は2月、6月、そして10月と三回の遺骨収集活動を行いましたが、その度に発見されるご遺骨、そして数々の遺留品。沖縄で遺骨収集活動を行う度に感じるのが「戦争はまだ終わっていない」ということ。 2012.10.08沖縄1.jpg真っ暗闇の中、作業は続く。 2012.10.08沖縄2.jpgこの洞窟は野戦病院として使われていた。医療などの遺留品が多く見つかった。 そして発見されるご遺骨の中に含まれている民間人。今回も赤ん坊のご遺骨が発見されたそのすぐ近くに女性用のクシが。この赤ん坊の母親のクシだったのだろうか。沖縄戦は多くの民間人も犠牲となった。沖縄戦は「本土決戦に向けた時間稼ぎだったのでは」とも指摘されていますが、いずれにせよ多くの民間人を巻き込み犠牲にした事実は事実として重たく受け止めなければならない。故に沖縄での遺骨取集はしっかりとやらなければならないし、また沖縄問題といえば米軍基地が注目されますが、この遺骨収集ももう一つの沖縄問題だと強く感じています。 2012.10.08沖縄8.jpg医薬品が入っていたと思われるビン。割れていないビンにはいまだにアンプルが入っていたり 2012.10.08沖縄4.jpg発見されたご遺骨。バラバラになったご遺骨。約6人分とのこと。 2012.10.08沖縄6.jpg 2012.10.08沖縄3.jpg  沖縄での遺骨収集を始めて3年目となりますが、今年に入ってから一般公募という形をとっています。可能な限り多くの方々に遺骨収集活動を通じて戦争を感じてほしい。「戦争反対」と叫ぶだけでは戦争はなくならないわけで、本当に戦争を繰り返したくないと思うのならば、まずは戦争を知る事から始めないといけないのでは。この社会はどこかで戦争をタブーにしてきたように思います。特に学校教育ではその傾向が強いような。よく講演に出かけますが、学校の先生方から「戦争の話は避けてほしい」といった声があり。確かに戦争に関しては様々な意見があり、時に対立のきっかけにもなりますが、しかし、そこを避けてしまったら戦争について深く考える事すらなくなってしまう。それでありながら「戦争反対」と声を上げてみても、その声にどこまで深みがあるのだろうかと。戦争をタブー視しないでもっと戦争を知る努力をした方がいいのではないだろうか。 2012.10.08沖縄5.jpg 2012.10.08沖縄7.jpg今回も女性の参加者の姿が目立つ。 2012.10.08沖縄9.jpg遺骨収集の現場の真横には住宅が見える。  遺骨収集は現場での活動。あの薄暗い洞窟の中は実に生々しい。リアルだ。戦争を理屈ではなく感覚で感じる世界。もちろん、遺骨収集活動で全てが分かるものではないですが、しかし、そこで起きた出来事が活動を通して一気に身近になる。そしてもっともっと踏み込んで知りたくなる。そして物事を立体的に知りたくなる。故に若い人たち含め多くの方々に遺骨収集活動を参加して頂きたい。 次回は2月頃を予定しています。 2012.10.08沖縄10.jpg

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