2006年5月17日
現地時間6時20分、谷口ケイさんとシェルパ達が無事にキャンプ2に到着。谷口ケイさんは無線連絡で「とにかく疲れた。今日はもう寝たい。ゆっくり休みます。おやすみなさい」と緊張感から開放されほっとした様子でした。登頂成功の鍵は彼女のスピードの速さ。マナスルは晴天が続かない。わずか2~3日間の晴天の間に一気に山頂まで駆け上がってしまう速さ。そして休むときは3500Mのサマ村まで下りてゆっくりと休養する。そのテンポのよさ。またシェルパ達とのチームワーク。どれも素晴らしかった。見ていて安心していました。このマナスル登頂を皮切りに彼女がこれからどのような登山をしていくのだろうか。私が知る限りケイさんは日本人女性で最も強い登山家。今後に期待していますが、ただケイさんは頑張りすぎちゃうところがあり、そこが唯一の心配。たまにはゆっくり休んで欲しい。
それにしても今日はほぼ徹夜。長い一日でした。これほど手に汗を握り、ハラハラ、ドキドキしながら、途中から音信不通になった無線機とにらめっこしながら過ごした今日の日は生涯忘れません。ケイさんから「登ったよ!」の知らせを頂いたときは自分のこと以上に嬉しかった。今までは、僕が山頂アタックするほうで、ベースキャンプで知らせを待つ人の気持などあまり考えた事がなかったが、自分がアタックいていた時よりも緊張しました。ケイさんも疲れて眠いといっていたが、僕もフラフラ。これからぐっすりと寝ます。
またシシャパンマに挑戦していた三浦隊も今日無事に登頂したとのこと。同じ日に登頂するなんて素敵じゃないですか。三浦隊、シシャパンマ登頂おめでとうございます!そしてケイさん、本当にありがとう!
野口健
それにしても今日はほぼ徹夜。長い一日でした。これほど手に汗を握り、ハラハラ、ドキドキしながら、途中から音信不通になった無線機とにらめっこしながら過ごした今日の日は生涯忘れません。ケイさんから「登ったよ!」の知らせを頂いたときは自分のこと以上に嬉しかった。今までは、僕が山頂アタックするほうで、ベースキャンプで知らせを待つ人の気持などあまり考えた事がなかったが、自分がアタックいていた時よりも緊張しました。ケイさんも疲れて眠いといっていたが、僕もフラフラ。これからぐっすりと寝ます。
またシシャパンマに挑戦していた三浦隊も今日無事に登頂したとのこと。同じ日に登頂するなんて素敵じゃないですか。三浦隊、シシャパンマ登頂おめでとうございます!そしてケイさん、本当にありがとう!
野口健