清掃活動

REPORTベースキャンプ開き

2002年4月15日

 

 登山活動を始める前に必ず行われる儀式がある。シェルパ達が信仰するラマ教による安全祈願だ。ラマ教のカレンダーにより儀式の日時が決められる。我々の安全祈願は4月15日、午前7時からとなった。日の出直前とあって、ダウンジャケットで身を包んでも寒さがこたえる。石で作られた石塔の前に皆で座り込み、パンボチェ村からやって来た坊さんのお経が始まった。石塔の横でお香を焚き、その煙が実に苦しい。ただでさえ、酸欠で頭が重いのに煙はこたえる。

 昨年に続きチョモランマから回収した酸素ボンベで作った「うさぎ」が石塔の上に置かれた。さらに、ラマ教で神聖とされているバターを頭やお腹に塗られ、祈りの対象となっり、「うさぎ」が再び神になっちゃた・・・。前回は怪しい新興宗教の集団と勘違いされたが、
「今回は大丈夫だっただろうか?心配だな~」
 安全祈願の最中にアイスフォール付近で雪崩が発生した。エベレストに初めて来た頃は爆音のような雪崩の音にいちいち驚いていたが、ここにいれば毎日繰り返される雪崩に、いつしか慣れっこになってしまう。昨夜もアイスフォール付近から氷柱が崩壊する音が派手に聞こえていた。

 いよいよ明日、そのアイスフォールを登る。チベット側の安全祈願よりも力がこもっていたのは僕だけじゃないだろう。ラマ教のしきたりで短刀を山に向け、闘志を燃やした。明日はキャンプ1(6100メートル)を目指し、宿泊して翌日にキャンプ2にタッチしてベースキャンプまで戻る予定。ここでも高度順化のために上部へ行ったり来たりする。アイスフォールのような極めて危険な場所を何度も往復しなければならない。

 午後は、アイゼンやハーネス(安全ベルト)などの登山道具の点検を行った。普段、あまり物事に集中できない僕でも、ここでは別だ。気がついたら真剣になっている。いよいよ、サガルマータ清掃活動開始だ。

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